第4回 届くといいな、JRTラジオ(UP03.07.16)
1ヶ月ぶりのコラムです。今後ともよろしく。
さて、今回は「おはようとくしま」の話はお休みにして、JRTのもうひとつの顔、ラジオについてのお話です。
JRTラジオは徳島(送信所は徳島市川内町)・池田・牟岐・日和佐から1269kHzで放送しています。
四国のAM4局ではいち早く開局した局であり、そこが「四国」を名乗る理由であったりします。
さて、四国にはAM・FM共に各県1局ありますが、ローカル番組が格段に多い局がひとつずつあります。
FMはJFNの基幹局であるFM愛媛。そしてAMがJRTなのです。
現在、AM各局はプロ野球中継があるので目立ちませんが、ためしに前秋冬のナイターオフ期の
番組表を見てみると一目瞭然です。
大体の地方AM局は平日19時以降、
ナイターニュース(LF)→E−NITE(TBS)→セイ!ヤング21(QR)→ANNSUPER(LF・現いいね!)またはアクセス(TBS)
この並びで、すべて東京発の番組をネットしていました。この傾向はニッポン放送がANNSUPERを
始めたころから特に顕著になっているようです。ところが、JRTは違います。
ナイターニュースを30分だけネット→岡本和夫のトコトンラジオ→DJ天国!クジラジオ
つまり、19時から24時までの5時間、東京からのネットはたったの30分。残りはオリジナル番組なのです。
とりあえず、申し訳程度に「ナイターニュース」をネットし、司会の二人が「この後もどしどしメール待ってます」
と言うのも気にせず、JRTアナの「これで、ナイターニュースを終わります」の声が流れ、後はオリジナル番組なのです。
特にE−NITEをネットできるのにしていなかったのは、JRNに所属する局ではたった一つ、JRTだけでした※。
ここまで、オリジナル番組が放送できるのも、番組の良さもさることながらJRTラジオが徳島県内だけでなく、
電波の飛びのよさで和歌山や兵庫、大阪でも受け入れられているのも理由としてあります。
またCMが多いのもラジオにお金をつぎ込める理由かもしれません。旅行などで他県のラジオを聴くと、
特にプロ野球中継では、CMはほとんどなく、番宣や催し物の案内ばかり。JRTではまったくありません。
ラジオはやはり「リスナーとの近さ」が大事だと思います。JFNに加盟し、一気にオリジナル番組が半分以下
になってしまったKiss−FMKOBEを見るに付け、私は強く思います。
※・・・関西は、ABCがネットしていなかったが、これはMBSがネットしていたため。
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