第3回 日本一長寿の朝ローカル番組「おはようとくしま」そして「あさ6・30」(UP03.06.05)
ともすれば徳島エリア内で関西局に埋もれてしまいそうなJRT。そんなJRTの
アイデンティティの一つとなっているのが、徳島の朝の顔、平日6:30からの「あさ
6・30」と「おはようとくしま」の2番組。通常日テレ系列で放送している「ズームイン
SUPER」の全国枠を唯一差し置いて(ローカル枠はネット)放送している番組です。
JRTホームページによると、「おはようとくしま」の開始は71年4月、「あさ6・30」は
93年4月(当時は「朝6・45」)、つまり、「あさ6・30」は11年目、「おはようとくしま」
に至ってはなんと33年目の番組ということになります。ここまで長寿のローカル番組
も、無いんじゃないでしょうか。徳島の朝に無くてはならない番組となっています。
この2番組に関するあれこれを。
まず、この2番組の内容を。何も知らない県外の方にとっては、「90分の1番組でも
いいんじゃないの?」と思われる方もおられるかもしれません。この二つの番組は
性格が少し違います。「あさ6・30」は純な情報番組です。JRT局舎玄関前から、
スタイル的にはABCの「おはよう朝日です」から芸能情報を引いたくらいの内容。
映画情報や行楽情報、街頭インタビューなど、出来は大きな局と引けは取りません。
一方、「おはようとくしま」は、まるでN○Kか、または「NNNドキュメント」のような
ものをやることが多い「特集」と、「100円のおかず」や「ちょっといってみませんか」
の情報系、「阿波弁口座」や「なつかしの徳島」など、ローカルらしいコーナーもあります。
そして、月曜日は「とくしまの朝」として、毎週山から海から街から生中継をします。
もし、自分の住んでいるまちの近くに中継がくれば、遠回りしても映りに行く、なんて
ことも。そして、毎日ED前のCM入り前に癒される?「今日の生け花」のコーナーもあります。
最近のCMでは「身近なローカル、おはようとくしま」なんてコピーをうってますが、
まさにその通り。「ホットライン」と称して、電話、FAX、Eメールを募集、生プレゼント
や、番組への意見、感想、気になる情報を集め、時間があれば読んでくれます。
台風の時には、休校情報が寄せられてくるので、学生のいる家庭は視聴率が
数十パーセントにおそらくなっているでしょう。
そして、この番組が、いろいろと物議を醸し出す事となるのです。続きは次のコラムで。
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